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自分の軌跡を形に


by kazuyuna
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読書感想文 ~『博士の愛した数式』編~

最近は読書と部屋の掃除をおこない、研究が疎かになっている管理人です。
こんばんは。寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は昨日読み終わった本の感想(紹介)を書こうと思います。
本のタイトルは、以前のブログでも書きましたが博士の愛した数式です。

このお話は、記憶障害を持つ博士と家政婦さんである主人公、
そして主人公の子供の3人が不思議な関係を保つことで成り立っています。

博士の記憶障害とは記憶が80分しか持たないという病気です。
記憶障害に陥る前の記憶は全てありますが、そこからの記憶は全て80分で
リセットされてしまうという奇病です。

ですので、博士は家政婦である主人公を毎日忘れてしまいます。
こんな記憶障害を持つ人と関係が結べるのでだろうか?
初めはそういう感情に陥りました。しかし、あるものが2人を結び付けます。

それは、数式。

数学者である博士にとって馴染み深い数式が2人を、そして3人を結びます。
自分達の周りに多く存在している数、その数に特別な意味があると知る。
そうすることによって、登場人物達の関係が深くなっていきます。

この本を読んで思ったこと。数学とは奥が深い。
そして、その奥深さを知る事は出来ないのかもしれないということが一つ。
もう一つは、私達の周りに存在している数の不思議さ。
実は、その全てに意味があるのかもしれないと。

博士は言っていました。(要約してます)

「数は人間が生まれる前から存在していた。
定理の発見や証明は、神様の手帳をめくっているに過ぎないのだ」 と。

この本を読むと知らなかった事実を知ることが出来ます。
それも難しい証明や言葉によってではなく、自然と頭に入ってくるのです。
そんな優しさをもった本ではないかと思います。

【今日のオススメ】
随分前のflashになります。
某巨大掲示板が閉鎖危機に陥った時があった。
しかし、立ち上がり最後まで諦めなかった者達がいた……。

ある騒動の記録

これを見て、プログラマーってかっこいいなと思ったことを覚えています。
そして、自分がプログラマーとなるならこういう人になりたい、と。
by kazuyuna | 2006-10-21 20:58 | 日記